解消法Bの詳細な解説
記事作成日 2018/12/29
※注意
各ソフトウェアは、解説に使用されているものと完全に同一のバージョンをダウンロードして使用してください。少しでもバージョンが違うと、相性問題が発生することが多いためです。
解消法Bの詳細な解説
本項では、解消法B(モーションファイルを修正するのではなくMMDモデルを改造する方法)を詳細に解説します。
1.モーションの破綻の修正の5.PMXエディタのインストールとボーン構成の把握でインストールしたPMXエディタを起動。
2.Pmx編集ウィンドウのメインメニューのファイル>開くから、pmxファイルを読み込む。
3.PmxViewウィンドウの画面左上側の選択:頂面骨剛Jという5個横に並んだアイコンのうち、頂をクリックして選択を解除し、剛をクリックして選択状態にする。(5つのアイコンうち、剛だけが青くハイライトされた状態になります)
4.PmxViewウィンドウの画面左下側の色付きの○や△等が10個横に並んだアイコンのうち、一番左のアイコン(青い二重丸)をクリックして選択を解除し、一番右から2つ目(水色の長方形)と3つ目(黄緑色の長方形)をクリックして選択状態にする。(10個のアイコンうち、2個だけが青くハイライトされた状態になります)
5.PmxViewウィンドウの画面右上側の子窓:表選絞、、、という9個横に並んだアイコンのうち、左から3番目の絞をクリック。
6.絞込み表示(マスキング)ウィンドウが表示されたら、剛体タブをクリックし、全ボタンをクリックしてから、反ボタンをクリック。(これで全選択が解除されます)
7.絞込み表示(マスキング)ウィンドウの下側の剛体リストから、モーションが破綻する位置の剛体を選択。(例:服の袖関連剛体全て+髪関連剛体全て)
※PmxViewウィンドウの画面右上に4個横に並んだ矢印アイコンのうち、一番左のアイコンをドラッグすると、視点を回転できます。視点を回転させながら、剛体リストのチェックを入れたり外したりすることにより、それぞれの剛体の位置が把握できます。
8.PmxViewウィンドウ上でMMDモデル全体を取り囲むようにドラッグ。(これで、6で絞込み表示した剛体のみがまとめて選択されます)
9.Pmx編集ウィンドウのメインメニューの編集>プラグイン>User>ジョイント編集7をクリック。(PmxViewウィンドウではありませんので、間違えないように注意してください)
10.ジョイント編集支援7ウィンドウが表示されたら、下から3番目の選択剛体群を時計回りに繋ぐのところにある実行ボタンをクリックして、処理完了まで待ちます。(設定項目は、as_、1.00のままでOKです)
処理は20~30秒程度で終わります。
処理が終わってもメッセージボックス等は表示されませんが、PmxViewウィンドウのユーザーインターフェースが再び動くようになれば(PmxViewウィンドウのメインメニューやボタン等が反応するようになれば)、処理完了です。
これで、選択した剛体にあさってジョイントpluginが適用され、緩く(あさっての位置を中心として)横ジョイントで繋がれます。
11.Pmx編集ウィンドウのメインメニューのファイル>名前を付けて保存から、分かりやすい名前で(袖髪あさって_~.vmd等)別名保存。
12.モーションファイルと共に、Unity+MMD4Mecanimに読み込む。
なお、「服の袖」や「2本に分けたおさげの髪」等、左右に別れているパーツは、一つずつ別に上の手順を適用してください。
例えば、右袖、左袖、右おさげ髪、左おさげ髪の4箇所にあさってジョイントpluginを適用する場合、
まず上記1~10の手順で右袖関連剛体を選択してあさってジョイントpluginを適用
>上記6~10の手順で左袖関連剛体を選択してあさってジョイントpluginを適用
>上記6~10の手順で右おさげ髪関連剛体を選択してあさってジョイントpluginを適用
>上記6~10の手順で左おさげ髪関連剛体を選択してあさってジョイントpluginを適用
>上記11の手順で別名保存
としてください。
また、物理演算の効きが弱くなりすぎて逆に不自然なモーションになってしまう場合は(髪が体に埋まったり引っかかったりする等)、パーツの一部のみ(髪の根元から1/3のみ、髪の根元から半分のみ等)の剛体を選択して、再度試してみてください。