解消法Cの詳細な解説
記事作成日 2018/12/18
※注意
各ソフトウェアは、解説に使用されているものと完全に同一のバージョンをダウンロードして使用してください。少しでもバージョンが違うと、相性問題が発生することが多いためです。
解消法Cの詳細な解説
本項では、解消法C(キャラクターをゆっくり動かせば、各部の慣性運動等も穏やかになることを利用した方法)を詳細に解説します。
※()内は操作対象ソフトウェア名
1.(MMD)
MMDを起動して、画面左下側にあるモデル操作パネルの読込ボタンをクリックして、キャラクターのpmxファイルを開く。
※キャラクターのpmxファイルは、まず、解消法Bを適用したものを使用してください。上手く直らない場合は、元の(解消法B適用前の)キャラクターのpmxファイルを使用してもう一度試してみてください。
2.(MMD)
メインメニューのファイル>モーションデータ読込をクリックして、モーションファイル(vmdファイル)を開く。
3.(MMD)
メインメニューの編集>ボーンフレームすべて選択をクリック。
4.(MMD)
メインメニューの編集>表情フレームすべて選択をクリック。
5.(MMD)
メインメニューの編集>表示・IK・外親フレームすべて選択をクリック。
6.(MMD)
画面左側のボーン・フレーム操作パネルの右下にある拡大縮小ボタンをクリック。
7.(MMD)
時間拡大(縮小)率ダイアログが表示されたら、フレームに0-50000(右側の数値は、最後にキーフレームが打たれたフレーム番号よりも大きな数を適当に入力してください)、倍率に2、ボーン、表情、表示・IK・外親の3つにチェックを入れて、OKをクリック。
※キーフレーム間隔を2倍に拡大することにより、1/2の速度のスローモーションになります。
※入力フレーム範囲がキーフレームが打たれた範囲より広い場合、自動的に全フレームが選択された状態になるので、適当に大きな数を入力した方が楽です。
8.(MMD)
3~5と同様に、ボーンフレームすべて選択、表情フレームすべて選択、表情・IK・外親フレームすべて選択の3つを順にクリック。
※ボーンを選択しないと、キーフレームが保存されません。忘れやすいので注意してください。
9.(MMD)
メインメニューのファイル>モーションデータ保存をクリックして、分かりやすい名前で(2xスロー_~.vmd等)別名保存。
10.(MMM)
MMMを起動して、メインメニューのファイルをクリックし、読み込み/保存カテゴリにあるモデル読み込みボタンをクリックして、キャラクターのpmxファイルを開く。
11.(MMM)
画面左側のタイムラインのフレーム番号が0になっていることを確認してから、メインメニューのファイルをクリックし、読み込み/保存カテゴリにあるモーション読み込みボタンをクリックして、9で保存したモーションファイル(vmdファイル)を開く。
12.(MMM)
解消法Aの詳細な解説の1~6と同様の操作で、関連ボーンのみに物理焼き込みして別名保存。
13.(VMDファイルエディタ)
VmdEditor.exeを起動し、メインメニューのファイル>開くから、12で保存したモーションファイル(vmdファイル)を開く。
※VMDファイルエディタも、MMMと同様に、扱えるキーフレームの数に制限がないので、ファイルを分割する必要はありません。
14.(VMDファイルエディタ)
メインメニューの編集:フレーム番号一括変更...をクリック。データ一括変更というダイアログが表示されたら、
変更方法:乗算
変更する値:0.5
と入力してOKボタンをクリック。
※キーフレーム間隔を1/2倍に縮小することにより、2倍の速度になります。(1/2倍だった速度が元の速度に戻ります)
15.(VMDファイルエディタ)
メインメニューのファイル>名前を付けて保存...をクリックし、分かりやすい名前で(元速度に復元_~.vmd等)別名保存。
16.(Unity+MMD4Mecanim)
MMD4Mecanim内蔵Bulletをオン+Freeze Rigid Body Listに関連ボーン(物理焼き込みを行ったボーン)を指定して、Unity+MMD4Mecanimに読み込む。
※MMD4Mecanimへの読み込みが失敗した場合(fbxファイルへの変換中にコマンドプロンプトにエラーが一瞬出て、fbxファイルが生成されずに終了してしまった場合)、TIPSの7.MMD4Mecanimで読み込めないモーションファイルのキーフレーム削減の手順でキーフレーム数を削減すれば、読み込めるようになります。